天才スティーブジョブズ流の子供教育法とは？

スティーブジョブズ氏は、アメリカ合衆国の実業家です。

アップル社の設立者の一人であることも有名です。

アップル製品の代表例であるiPhoneやiPadは、日本でも多くの人が使っていますよね。

日本中のほとんどの人が聞いたことのあるワードだと思います。

ジョブズ氏は、数々の努力の末、世界の発展に大きく貢献し、「天才」と呼ばれるほどの偉人となりました。

このような天才がどのように考え、人生を歩んできたのか気になりませんか？

今回この記事では、ジョブズ氏の生き方から、子育てのヒントなる部分を考え、まとめてみました。

天才ジョブズの考え方は子育てに超重要！

引用：https://www.irasutoya.com/

ジョブズ氏に関するドキュメンタリー番組や出版された本は多数あります。

今回は２００５年スタンフォード大学の卒業式でジョブズ氏がスピーチをした内容を参考に考えました。

この深いスピーチの中に、数々の子育てをする上で大切な要素が含まれています。

このスピーチのポイントとなる要素を絞ってみました。

≪人生で何がしたいのかを常に問う≫

ジョブズ氏は大学を途中で辞めました。

それは、なぜか？

自分が人生で何をしたいのか分からなくなっていたからだそうです。

自分のしたいことが分からないまま大学にいることへの意義を見出せなくなったと話していました。

また、親が自分のためにこれまで貯めてきた学費を使い果たすことに違和感を抱いていたそうです。

このことが引き金となり、退学を決心したそうです。

さて、まずはここまでの話で考えてみましょう。

日本の教育現場において、自分の人生で何がしたいのかを考える時間がどれくらいあるでしょうか。

はっきりと夢が明確になっている子どもは、自分の進むべき道を突き進んでいるとは思います。

しかし、自分は何をしたいのか、自分はどうなりたいのかをはっきりと答えられない子どもも多いような気がしませんか？

日本では小学校を卒業後、中学に進学して義務教育を終えます。

そして、高等学校へ進学する人が多いため、高校へ入学するために必死で受験勉強をします。

人生でしたいことが見つからない中学生は、とにかくがむしゃらに受験勉強に打ち込んでいるのではないでしょうか？

高校入学後も同じように、大学進学を目指す人の中には、夢がなく、とにかく合格を目指すという人も多いかもしれません。

良い大学を卒業したほうが、就職に繋がりそうという安易な理由で偏差値の高い学校を目指す人もきっと多いでしょう。

ジョブズ氏の思考・判断を聞いて分かる事は、「人生で何をしたいのか？」ということを子どもが小さい頃から何度も何度も親が考えさせる必要があるということです。

ただ、考えさせるだけではいけません。

豊富な体験、経験を積むことで自分の人生を広げる力が身に付きます。

ジョブズ氏も、自分の興味と直感に従って巡り合った多くの経験が貴重だったと話していました。

子育てにおいても、興味や直感で行動していることを認めてあげることが大切なのかもしれませんね。

フィンランドでは、マインドマップを利用して、自分の思考の足跡を常に見つめ直す教育が実践されています。

自分自身を見つめ、分析する力を幼児期から積み重ねることが、「単なる進学」ではなく、「価値のある進学」へと変わるのはないでしょうか。

退学したことは、ジョブズ氏も「最善の決断」だったと話していました。

子育てに大切な親の教育法のスタンス

　　　引用：https://www.irasutoya.com/

スピーチの中では、ジョブズ氏の様々な経験が反されていました。

■自分の暮らす部屋がない状況があった。

■11kmを歩いて寺院でごちそうにありついていた。

■コーラの瓶を戻して返金された５セントを集めていた。

■自分が友人と共に作り上げてきた会社を追い出された。

ほんの一部ですが、数々の大失敗や逃げ出したくなるような辛い経験をしてきたそうです。

自分の会社を追い出されるのは、かなりつらい状況ですよね。

しかし、失敗しても挫折しそうになっても、「まだやりたい」と思い続けるエネルギーが支えとなったそうです。

≪辛い経験をたくさんさせましょう≫

子育てにおいても、「自分の好きなこと」で、たくさんの挫折や辛い経験をさせることが大切なのかもしれません。

もちろん親のサポートも時には必要です。

しかし、何でもかんでも励ましたり、褒めたりして甘やかしてはいけません。

自分で立ち上がり、乗り越えたプロセスを評価してあげることがポイントです。

その日頃の子育てにおける積み上げが、ジョブズさんのような強いマインドを作り上げるのでしょう。

可愛い我が子には、つい手を差し伸べたくなると思います。

しかし、子どもが辛い経験を乗り越える姿を見届ける親の我慢もすごく大切なことだということです。

ジョブズ氏は、「探し続ける。立ち止まってはいけない」という言葉を繰り返されていました。

自分のしたいこと、やりたいことを何度も失敗しても、立ち向かい続けるようなハングリー精神を育まなければなりませんね。

「死」を意識した時にこそ、成長できるという話もありましたが、さすがに子育てでそこまではさせるのは極端かもしれません。

だけど、それくらいストイックな状況を作ることも子育てを行う中で重要だと感じました。

ジョブズ流教育のまとめ

引用：https://www.irasutoya.com/

ジョブズ氏は「毎朝人生が最期の日だとしたら…何をするだろう？」と考えているそうです。

今の日常で「したくない（NO）」という日が続いた場合は、「何か状況を変えるべきだ」と、自分に問い正すそうです。

それくらい毎日自分を見つめ直し、一日一日に磨きをかけてきたからこそ、「天才」と呼ばれる人になれたのでしょう。

親は自分の子どもが、「今日は○○がしたい。」とはっきりと話せるようにしたいですね。

子どもに「何もすることがない。暇だ。」とネガティブな状況を作ってはいけません。

やりたいことが溢れるくらいの経験、会話をたっぷりしてあげましょう。

その小さな積み重ねが、進学する意義をはっきりと話せる子ども、自分の好きなことを見つける子どもへと繋がります。

マインドマップを作成するなど、幼い頃からキャリア形成を後押しできるようなトレーニングをしてあげてくださいね。

しかし、親が子どもに価値観を押し付けてばかりいると、子どもの思考・判断の幅が狭まってしまう可能性があります。

そこには、十分気を付けてください。

ジョブズ氏のスピーチで、いつか「点」と「点」が結びつくという内容がありました。

つまり、興味を持って経験してきたことは、いつか素敵なものを生み出すきっかけとなるということです。

すぐに結果はでないし、結果がでた後にしか結びついたことに気付けないそうです。

皆さんが日頃悩んだり、考えたりしていることも、いつか繋がると信じて頑張りましょう。

このスピーチだけでなく、動画や本など、ジョブズ氏について知る事のできるものはたくさんあります。

生き方のメソッドとなるような発言も多く残しています。

色々な資料を見比べながら、自分なりの教育法を研究して見てください。

 

親が自分の「好きなこと」や「興味のあること」に夢中になって取り組んでいる姿を見せることこそ、子どもの「一番の教科書」かもしれませんよ。

ジョブズ氏のように、まずは「大人として」「親として」自分自身のマインドマップを作成してみることで、自分自身を見つめ直す時間を作ってみてください。